創業以来、地元農協様から全国主要都市の青果市場向けに出荷される青果物輸送を専らとし、更に夏期においては長野県南佐久郡南牧村から生産される高原野菜を輸送しております。
一方、1960年代から進んできたモータリゼーションの波に呼応して、車輌輸送分野に進出し、スズキ様に代表される軽四輪・小型車を中心に各種車輌を輸送します。
現在では当社の事業内容の柱として、青果物のチルド輸送と車輌輸送の2分野に特化した輸送事業を運営しております。
新車、中古車を中心として、あらゆる自動車を輸送いたします。北は北海道、南は九州鹿児島に至るまで、 ほぼ日本全域を輸送範囲とし、35両を数えるキャリアカーにより、お客様の生産・物流拠点を始め、各販売店様やサブディーラー様などのご指定場所・ご希望時間帯に応した高品質な輸送で、安全且つ迅速にお届けしております。
メ-カー様の積込みヤードで商品車をキャリアトレーラーにセットします。
工場で1台の商品車が完成するまでには数万点にのぼる部品と、製造・組立に拘わる膨大なマンパワーが必要です。
その1台の商品車を安全に輸送する責任を確実に果たす為、細心の有意注意を怠りません。
商品車のセットを終えたトレーラーは運行経路をシミュレーションしたのち、目的地に向けて出発します。
積荷の高さチェック、商品車のタイヤ止め、積荷固縛の点検、といった、輸送品質の確保は荷積の作業工程で随所に織り込まれ、当社の乗務員は「輸送の品質は作業工程の中で創り上げていくものである」との共通認識を持ち、安全性と品質の高い輸送サービスの提供に取り組んでおります。
各メーカーによるハイブリッド化競争に伴い輸送車輌にもハイブリッド車が含まれる様になってきました。、メカニックレベルで車輌特性に対応する必要があるため、乗務員の技能研修では商品車の構造、機能、諸元などをはじめ、気候変化や作業環境などの変則条件、緊急事態、など広範囲に亘る内容が網羅されます。
毎年6月から11月に亘る半年間は、長野県の南佐久郡から全国主要都市に向けて高原野菜が出荷されます。白菜、レタス、キャベツ、ほうれん草、等のお馴染み品目をはじめ、松茸やプルーン、イチゴ、生にんにく等の特産品目まで、延べ約80種類を数えます。
生産者の皆様が丹精を込めて育てあげた大切な農産物を痛める事のないよう、細心の注意を払って保冷輸送します。
厳しい温度・湿度の管理と輸送品質に加え、着荷時間の厳守が求められるため、常にスピーディーで効率的な輸送をモットーとしております。
高原野菜はなんといっても新鮮さが命です。
出荷前に予冷庫で急速冷蔵した高原野菜はみずみずしさと風味を満載したまま、数時間後には青果市場に到着します。
産地直送便としてスーパーの店頭に並んだり、食品メーカーや加工工場にも届けられます。